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2010年3月

2010年3月29日 (月)

「しかしそれだけではない。加藤周一幽霊と語る」自主上映日程

日本を代表する知識人・評論家で9条の会の呼びかけ人として活躍された故・加藤周一氏のメッセージを伝えるドキュメンタリー「しかしそれだけではない。加藤周一幽霊と語る」が注目されています。

東京の渋谷・シネマアンジェリカで2月27日からの上映は好評につき、4月17日から再上映が決まりました。各地の自主上映(非劇場上映)も決まりつつあります。

今決まっているのは下記のニケ所です。

5月1日 兵庫県三木市福祉会館                    お問い合わせ 兵庫県映画センター078-331-6100

5月9日北海道 札幌市共済ホール 10:30 と13:30の二回上映 (上映終了後小森陽一9条の会事務局長の解説あり)             お問い合わせ プリズム011-252-3828

映画センター事務局では、この映画の動き出しにあたって、観た方々の感想を集めていますが、本当に人によってさまざまな受け止めをされている映画で…加藤周一さんがいかに多面的で大きな人だったかと感じます。そして、何か動き出したくなる映画です。

事務局の私も、この映画の中の「イギリスでは3人集まれば意見が違う。意見が違うのが当たり前の状態だと思っているのに、日本では全然そうじゃない!」とか「1945年8月15日戦争が終わったとき、抑圧からの解放と感じたかただの敗戦と思ったかで戦後がまるで違ってきた」とかいうお話が印象に残り、いろいろ読みあさっています。

加藤周一さんが2005年反日デモのさかんな中国で行った講演記録を読み、すごい人だったのだとあらためて思っているので、ご紹介します。

「現在右翼保守化の背景にある文化的要因は、『十五年戦争』と同じである。」「ある構造が存在するがゆえ、戦争が存在するからだ。社会文化の構造自体(集団主義文化)に問題があると言うべきだ」「私は今日ここに集団主義を賛美しに来たのではない。集団主義。この日本の良くない文化的特徴を葬るためだ」…(「9条と日中韓」かもがわブックレットより)

この映画こそひとりで観るだけでなく、それぞれの人がそれぞれの受け止めたことを語り合う機会があるといい映画だと思います。

                                                           

2010年3月26日 (金)

自主上映をしてみようかとお考えのあなたへ…PART3

実行委員会の全体像ですが、忙しい人ばかりでできるだけ回数を減らしたい場合、上映会前に最低3回終わってから1回の計4回になります。

何回も集まれればよりていねいに話し合いながら進めていけるわけですが、最短コースをとった場合は、実行委員会の合間に事務局が相談しながら進めていくことになります。ここでは最短コースのイメージをお知らせします。

第一回の発足のときのイメージは前の回にお伝えしましたので第二回から行きます。、

第二回実行委員会では、チラシとチケットをつくるために必要なことをすべて決めましょう。

 ☆日にち 会場  時間 受付開始時間と上映開始時間

   講演がある場合には、時間とお名前

   入場料(前売と当日  一般料金のほか特別なこども・シニア料金などをつくるのか)

   連絡先の電話番号  上映会の名称

   後援とか協力とかもらえたならそちらも。

   *チラシとチケットは手作りする場合もありますし、映画館上映で使ったようなチラシを有料になりますが、買って日時などを印刷する場合もあります。

   *チケットの普及などをお願いするときの協力お願い文もつくれればなおいいです。

 ☆予算案についても、簡単でも出しておきましょう。何枚くらい売ればいいのかという目標にもなります。経費も映写のためにどのくらいかかるのを確認しておきましょう。 

 

そのあと、事務局が中心になって、チラシとチケットをつくり、普及のお願いをしつつ配っていきます。このときは、チケットをそのばで買い取ってもらうのはむずかしいのでたいてい委託して、あとで売れた分だけお金をもらい残りは返してもらうようにします。

途中でチケットを預かってくれている人向けのニュースが出せるとなおいいです。

また、地域のあちこちにチラシをおかせてもらったり、ミニコミ誌などで紹介してもらえるとよいです。(大きな新聞とかももちろん可能なら…。

第三回当日準備

  当日のスケジュールと役割・配布物・販売物を決めます。

役割は、総責任者・司会・あいさつ・進行・設営関係・受付・販売物があるときは販売担当などです。

  会場に展示するものや、ロビーで流す音楽、カンパを集めたりも話し合ってきめましょう。できればアンケート用紙をいれてかえりに箱を用意して集められるとよいです。

   

第四回上映会後一ヶ月以内に最後の実行委員会をやりましょう。

それまでにチケットを預かってもらっていた人から回収し、会計報告をします。

赤字のときも黒字のときもどうするのかは実行委員会で話し合って決めましょう。

アンケートの結果もまとめて出すとともに実行委員の感想も出し合って、今後に生きるような会にできるとよいです。「ご苦労さんでした」の意味で打ち上げにいくのもいいですね。

2010年3月22日 (月)

自主上映をしてみようかとお考えのあなたへ PART2

続きです。少しもどりますが、自主上映をしてみたいと考えた時に、どこからいくらでフィルムあるいはブルーレイやDVDなどの素材を借りられるのだろうかということは一番気になることと思います。

これはその作品によってそれぞれ異なるので、いろいろあたってその映画の配給をやっている会社や団体を見つけて聞いてみるしかないのですが…。

いくつかのパターンはあります。

A、一番わかりやすいのは一回上映につき○万円とはじめから決まっている形

この形の場合、上映回数と上映素材(フィルムなのかDVDなのか)によって変ることはあるけれど、鑑賞人数や規模とは関係しません。

B、何人の人が鑑賞されたかによって金額が変ってくる形

実行委員会でチケットを売って上映をする場合、何人の人が観てくれるか、何枚券が売れるかは終わらないとわからないので、終わってからの清算になります。

この形の場合は、全体の○%を映画料として支払うかが決まっています。

また、最低でも○万円はお支払下さいというきまりがある場合もあります。

C、AとBの中間として、規模によって何段階かに分かれていて、上映前に規模で金額を決定する形もあります。

映画の製作費はさまざまで、製作者は製作費を回収するためにそれぞれ苦労されているということがあり、いろんな形になっています。

一般的に、ドキュメンタリーより劇映画が高く、古い映画より新しい映画が高く、外国の映画より日本の映画の方が高い傾向にはあります。

また地域(県)によって違う場合もありますので、最後は「お問い合わせ下さい」としかいえないのですが…。実行委員会を立ち上げる前に調べておきましょう。

インターネットで調べてすぐわかる場合もありますが、わからないときは映画センターにお問い合わせ下さい。自主上映ができない映画やできない時期もありますが、何らかのお手伝いができると思います。                                            

                    つづく

2010年3月16日 (火)

自主上映をしてみようかとお考えのあなたに~

誰でも最初ははじめてで、やり方に決まりがあるわけではありませんが…。

例えばこんな感じです。

1.まず自分自身その映画のことを色々調べつつ、他にやってみようという気になってくれ る人を探します。自分をいれて三人集まれば何とか動き出せますが、すぐ三人集まるとは限りません。あきらめないで、幅広くあたることが大切かと思います。

2.三人で相談して、10人程度の実行委員を探します。その映画の特徴によってどんな人がその気になってくれそうか、よく相談して、幅広くあたります。団体にお願いしてどなたか

出してもらう方法もあれば、個人のつながりで頼んでいく方法もあります。

3.実行委員を受けてくれる人が10人程度になったら、第一回の実行委員会(あるいは準備会)を開きます。このときは、とにかく全員が集まれる日程を設定することが大切です。(大変ですが、ここがかなり大事です)

4.第一回実行委員会では、はじめての顔あわせなのでまず自己紹介をします。

それから、その映画の上映への思いに温度差があるので、何故上映するのか実行委員の気持ちを高めることが大切です。学習をしたり試写をしたり。関係者のお話を聞くなど工夫をするとよいです。

また上映の場所と日程を全員の都合を考えて候補を出します。通常は3ケ月程度先ですが、もう少し時間をかけることもあれば、一気に上映会をやる場合もあります。

そしていろんな役を決めます。事務局や事務局長が一番実質的に動いて重要なので、言い出した人たちがやるのが普通ですが、代表者はまわりに影響力のある人にお願いする方がよいこともあります。(その場合は事前に頼んでおくとよいです)

出来れば会計は決められるとよいです。

チケットの値段とかかなり大事なので意見を大いに出し合って決めましょう。連絡体制・次の実行委員会など決めて、第一回目は終了です。

企画を決めるのはもう少し先でもよいですが、このときに意見を聞いておくと良いと思います。

                            つづく

 

新しい作品に取り組みます。

この春から、「三本木農業高校 馬術部」「しかしそれだけではない。加藤周一幽霊と語る」「オーシャンズ」「アンを探して」の非劇場全国配給に取り組むことになりました。

映画は製作されても、いくつかの映画館でいくらかの期間、公開されて終わり、そのあとは個人視聴用DVDにての鑑賞になることが多いのが現状です。

映画館のない地域では、映画を観る機会が限られているのはもちろん、映画館がある地域でもかかる映画は地方にいくほど限定されてしまいます。

また大都市であっても、いったん見逃した映画はそのあとは映画館でみることは難しくなります。

その中で映画館のない地域でも、映画館のかかる映画の本数が少ない地域でも、観客のみなさんの映画要求にこたえたいと非劇場上映に取り組んでいます。

映画館で映画を観るのはもちろんすばらしいですが、自主上映には映画館にはないよさがあります。最大の魅力は企画ができることかなと思います。

「講演と映画の集い」という形はよくあるスタイルですが、今、取り組んでいる「鶴彬」の上映会では、川柳を集めて当日発表するという映画会があちこちで行われています。自主上映を企画した人たちが知恵を集めての上映会、大いに普及していきたいです。

映画は権利が複雑なのでどの作品でもできるわけではありませんが、上記新作のほか、下記の作品の自主上映をお考えの方、お問い合わせ下さい。

「鶴彬」「ブタがいた教室」「夕凪の街 桜の国」「新作・蟹工船」「ジョニーは戦場へ行った」

「北辰斜めにさすところ」「新・あつい壁」等

                          事務局 ℡03-3818-6690 fax03-3811-5914

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