日記・コラム・つぶやき

2008年7月13日 (日)

『新・あつい壁』上映会報告@東村山

6月26日に、東京の東村山で『新・あつい壁』の上映会がありました。

会場は立ち見が出るほどの大盛況で、予想をはるかに上回る800人以上の集客でした。

東村山市の市民と、ハンセン病療養所の多磨全生園の自治会の皆さんが一緒に企画した、記念すべき上映会です。

通常、実行委員会形式の自主上映会は、半年くらい前に計画を始め、丹念に企画を立て、しっかり宣伝活動をした上で本番を迎えて、やっと成功するものです。

しかし、今回、第一回目の実行委員会が行われたのは、実に、5月28日、本番の1ヶ月前です。この大成功は、映画業界の人間にとっては、驚きそのものでした。

なぜこんなに急いで企画を強行したのか。

今年の6月11日に、「ハンセン病問題基本法」(※)が成立しました。

昨年から法律の制定を求める署名運動が展開され、今年の6月の国会で法案が通過する見通しとなりました。それで、急きょ上映会が計画されたのです。

実行委員内では、「とにかく鉄は熱いうちに打て」が、合言葉でした。

つまり、この法律が成立して、関心が高まっているうちに、地域の人たちにこの映画を見せて、法律について学び、療養所の今後について考える機会としよう、ということです。

限られた時間で、それぞれが自分の人脈を最大限に使い、前売りチケットを委託し、チラシを撒き、ポスターを町中に貼り、宣伝カーを出したり駅頭の宣伝活動を行い、直前には各新聞に掲載されました。

上映会では、

◎全生園の佐川さんからの報告や監督のトーク、

◎全生園の入所者の方々のコーラスや絵の展示、焼き物(全生焼)の販売などがあり、

◎ロビーでは資料を展示して、観客と入所者で議論が交わされるなど、

「療養所について考える市民の交流の場」「ハンセン病について学ぶ場」と呼ぶにふさわしい場となりました。

今回、私も宣伝のために東村山や小平などあちこち回りましたが、一般市民の皆さんの、療養所への関心の高さに、却って驚かされることが少なくありませんでした。

全生園をはじめ、緑豊かな療養所を、いかに、市民に開かれた場にしていくのか。

その議論は、これからです。

※ハンセン病の元患者たちの福祉の増進・名誉の回復、地域社会で孤立することなく生活できるようにすることなどの、具体的な施策を盛り込んだ法律

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